使いにくい画面の見分け方
ユーザビリティの原則は、画面が使いやすいかを判断するための、決まった見方です。この見方があると、「なんとなく使いにくい」を、直す場所のある言葉に変えられます。
駅の券売機で、ボタンを押しても何も起きず、もう一度押して2枚買ってしまうことがあります。原因は人ではなく、画面の作りにあります。
このレッスンのゴール
メモ
ユーザビリティの原則を使って、画面の問題を判断できる。
重要な言葉
| ことば | いみ |
|---|---|
| ユーザビリティ | 人が目的を、楽に、まちがえずに達成できる度合い |
| 可視性 | 今の状態と、できることが、見てわかること |
| フィードバック | 操作の直後に、結果を返すこと |
| 一貫性 | 同じものは、同じ見た目と動きにすること |
| エラーの予防 | まちがいが、起きにくい作りにすること |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
押したら、何か返ってくるべき
可視性は、今どこにいて、何ができるかが、見てわかることです。フィードバックは、操作の直後に、結果を返すことです。
押しても画面が変わらないと、人はもう一度押します。ラボの店では、買うボタンを4回押した人がいました。
例: 問題と、守られていない原則
| 場面 | 起きること | 原則 |
|---|---|---|
| 押しても、何も変わらない | 何度も押してしまう | フィードバック |
| 今、何段階目かがわからない | 途中で迷う | 可視性 |
| 「削除」と「消す」が混ざる | 同じ操作と気づかない | 一貫性 |
| 確認なしで、すぐ削除される | 誤って消してしまう | エラーの予防 |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
観察のメモは、原則を当てはめる材料
ラボの店では、12人がテストを受けました。観察者が書いたメモが notes.md に残っています。
次の Run は、そのメモを表示します。メモは英語で、8人分が1行ずつです。読みながら、どの原則に当たるかを考えてください。
観察者のメモを読む
docker exec jupyter cat notes.mdここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
同じものは、いつも同じに見せる
一貫性は、同じ意味のものを、同じ見た目と言い方で出すことです。ある画面で「購入」、別の画面で「買う」と書くと、人は別の操作だと思います。
エラーの予防は、まちがいを起こさせない工夫です。削除の前に確認を出す、日付を入力させずに選ばせる、などがあります。
よくある間違い
注意
多くの人は、原則を守れば必ず使いやすくなると考えます。原則は、問題を見つけるための見方です。直ったかどうかは、人に試してもらうまでわかりません。
問題は、場面と原則の組で書く
評価では、見つけた問題を一文で書きます。書くのは、「どの場面で」「何が起きたか」「どの原則に当たるか」の3つです。
例: 「支払い画面で、エラーが番号だけで出る。意味がわからない。フィードバックの問題」。この形で並べると、直す順番も決めやすくなります。
さらに挑戦: 身近な画面を評価する
毎日使うアプリや券売機を1つ選んでください。守られていない原則を、1つずつ探します。
見つけたら、「場面、起きたこと、原則」の形で、3つ書きましょう。1つは、守られている原則も挙げてください。