人に使ってもらって、数える
ユーザビリティテストは、数人に画面を実際に使ってもらい、つまずきを観察して数える方法です。意見を聞くのではなく、課題をやってもらい、できたか、何秒かかったか、何回まちがえたかを記録します。
少ない人数でも、大きな問題の多くは見つかります。ラボには、12人が4つの課題をやった記録があります。
このレッスンのゴール
メモ
小さなユーザビリティテストを行い、成功率と時間と誤りの数字を読むことができる。
重要な言葉
| ことば | いみ |
|---|---|
| 課題 | 参加者にやってもらう、1つの作業 |
| 参加者 | テストを受ける人 |
| 成功率 | 課題を終えた人の割合 |
| 中央値 | 小さい順に並べたときの、真ん中の値 |
| エラー数 | 参加者がまちがえた回数 |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
課題は、目的の形で書く
課題は、画面の部品ではなく、目的で書きます。「買うボタンを押す」ではなく、「青い急須を、かごに入れる」です。
テスト中は、手伝いません。声に出して考えてもらい、迷った場所を記録します。終わったら、できたかを、はい、いいえで書きます。
成功率は、終えた人の割合
成功率は、課題を終えた人の数を、参加者の数で割って、100を掛けた値です。10人のうち7人が終えれば、70%です。
ラボの記録では、4つの課題のうち、急須を探す課題は全員が終えました。最後のエラーを直す課題は、半分しか終えていません。
課題ごとの成功率と時間を見る
docker exec jupyter python3 steps/tasks.pyここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
時間は、中央値で伝える
中央値は、時間を小さい順に並べたときの真ん中です。人数が偶数なら、真ん中の2つの平均を取ります。
平均は、1人の極端に遅い人に引っ張られます。中央値は、その影響を受けにくいので、時間の報告に向いています。
例: 5人の時間と、平均と中央値
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 5人の秒数 | 20、22、24、25、90 |
| 平均 | 181 ÷ 5 = 36.2 秒 |
| 中央値 | 真ん中の3番目 = 24 秒 |
| 読み取り | 90秒の1人が、平均だけを大きくした |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
エラー数は、どこで困るかを教える
エラー数は、課題の途中で、まちがえた回数です。成功率が高くても、エラー数が多い課題は、遠回りをさせています。
ラボの記録では、エラーを直す課題のエラー数が34回で、最も多くなっています。
課題ごとのエラー数を数える
docker exec jupyter python3 steps/errors.pyここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
終えられなかった回数を数える
docker exec jupyter grep -c ,no, sessions.csvここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
よくある間違い
注意
多くの人は、時間は平均で出すものだと考えます。1人だけ極端に遅い人がいると、平均は大きく引っ張られます。時間は中央値で伝え、12人の結果を「全員の意見」と言わず、「多くの人」と書いてください。
さらに挑戦: 自分でテストを組む
友だちを3人集めて、身近なアプリの課題を1つ決めてください。手伝わずに見て、できたか、何秒か、何回まちがえたかを書きます。
3人の成功率と中央値を出して、報告に「少人数なので目安」と添えましょう。