直したことを、数字で示す
改善して再テストするとは、見つけた問題を1つ直し、同じ課題を別の人に試してもらい、前より良くなったかを数字で確かめることです。直しただけでは、良くなった証拠になりません。
数字で確かめると、直したことが役に立ったか、次に何を直すかを、人に説明できます。
このレッスンのゴール
メモ
問題を1つ直し、前と後の数字を比べて、直ったことを示すことができる。
重要な言葉
| ことば | いみ |
|---|---|
| 反復 | 直して試す流れを、くり返すこと |
| プロトタイプ | 本物を作る前に試す、簡単な試作 |
| 改善前と改善後 | 直す前の結果と、直した後の結果 |
| 優先順位 | 直す順番。影響が大きいものが先 |
| 効果 | 直したことで、数字が動いた量 |
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影響が大きい問題から直す
見つけた問題を、全部同時に直すことはできません。優先順位を付けます。基準は、何人が困ったか、どれほど困ったか、です。
ラボの店では、エラーを直す課題の成功率が50%で、エラー数が34回と最も多くなっています。この課題が、最優先になります。
ラボの店の、課題ごとの数字
| 課題 | 成功率 | 時間の中央値 | エラー数 |
|---|---|---|---|
| 急須を探す | 100% | 27.5 秒 | 7 |
| かごに入れる | 83% | 36.5 秒 | 11 |
| フォームに書く | 92% | 97.5 秒 | 18 |
| エラーを直す | 50% | 110 秒 | 34 |
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直して、同じ課題で試す
直す流れは、くり返します。観察して、問題を選び、直し、同じ課題で別の人に試してもらい、前と比べます。これが反復です。
1回に直すのは、1つだけにします。2つ直すと、どちらが効いたのかわかりません。
店を直す前の数字を、先に記録する
ラボの店を直す前に、今の数字を記録します。次の Run は、店のページとスタイルシートを調べ直します。
何も直していなければ、最初に「Nothing is fixed here」と出て、第3回と同じ数字が並びます。直した後も、もう一度 Run すると、数字の動きが見えます。
直す前の数字を記録する
docker exec jupyter python3 steps/fix.pyここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
前と後を、同じ数え方で比べる
比べるときは、同じ課題を、同じ数え方で、別の人に試してもらいます。数字の差が、直した効果です。
次の表は、教材の例で、ラボの結果ではありません。直す前と後の差を、行ごとに読みます。
例: エラー画面を直した前と後
| 項目 | 前 | 後 | 差 |
|---|---|---|---|
| 成功率 | 50% | 83% | +33 |
| 時間の中央値 | 110 秒 | 80 秒 | -30 秒 |
| エラー数 | 34 | 12 | -22 |
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よくある間違い
注意
多くの人は、直した画面で別の課題を試しても、良くなったと言えると考えます。同じ課題と同じ数え方で比べないと、変化が直したせいか、課題のせいかわかりません。
さらに挑戦: 紙で試してから作る
身近なアプリの画面を、紙に描いてください。プロトタイプとして、友だち2人に課題をやってもらいます。
迷った場所を1つ直し、もう1人に同じ課題を試してもらって、迷いが減ったかを書きましょう。