10個の答えを、1つの点数にする
満足度アンケートは、使い終わった人に、10個の文について1から5で答えてもらう方法です。10個の答えを、0から100の1つの点数にまとめるので、画面どうしや、直す前と後を比べられます。
ラボの店でも、12人が答えました。このレッスンでは、その採点のしかたと、平均とばらつきの読み方を学びます。
このレッスンのゴール
メモ
10項目の満足度アンケートを採点し、平均とばらつきで結果を読むことができる。
重要な言葉
| ことば | いみ |
|---|---|
| リッカート尺度 | 「そう思わない」から「そう思う」までを、1から5で答える形 |
| 項目 | アンケートの、1つの文 |
| 点数 | 10の答えを、0から100にまとめた値 |
| 平均 | 全員の点数を足して、人数で割った値 |
| 標準偏差 | 点数が、平均からどれだけ散らばるかを表す値 |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
奇数は良い文、偶数は悪い文
10個の文は、奇数番が良い文、偶数番が悪い文です。たとえば、「この画面を、よく使いたい」は良い文、「この画面は、ややこしい」は悪い文です。
良い文は、5が良い答えです。悪い文は、1が良い答えです。向きがちがうので、そのまま足せません。
例: 1人目の答えを点数にする
| 項目 | 答え | 向きをそろえた値 | 計算 |
|---|---|---|---|
| 1 (良い文) | 4 | 3 | 4 - 1 |
| 2 (悪い文) | 1 | 4 | 5 - 1 |
| 3 (良い文) | 5 | 4 | 5 - 1 |
| 4 (悪い文) | 2 | 3 | 5 - 2 |
| 5 から 10 | 4、2、3、2、4、1 | 3、3、2、3、3、4 | 同じ規則 |
| 合計 | 32 | ||
| 点数 | 80.0 | 32 × 2.5 |
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12人の点数は、平均とばらつきで読む
1人ごとの点数が出たら、全員の平均を求めます。さらに、標準偏差で、点数がどれだけ散らばっているかを見ます。
標準偏差が大きいと、人によって感じ方が大きく違います。平均だけで言い切らず、ばらつきも添えて報告します。
12人の点数と平均を見る
docker exec jupyter python3 steps/sus.pyここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
例: 点数の読み方の目安
| 点数 | 読み方 |
|---|---|
| 68 前後 | 平均的な使いやすさ |
| 68 より高い | 平均より使いやすい |
| 68 より低い | 平均より使いにくい。直す価値がある |
| 標準偏差が大きい | 人によって、感じ方が大きく違う |
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よくある間違い
注意
多くの人は、答えをそのまま足せばよいと考えます。偶数番の文は悪い文なので、5が悪い答えです。向きをそろえずに足すと、点数が逆に動きます。
12人の点数は、目安として読む
ラボの12人の点数は、最小が32.5、最大が80.0で、平均は55.0です。標準偏差は約16.3と、大きめです。
人数が少ないので、これは目安です。直したあとに同じ人数でもう一度測り、点数が動いたかを比べます。
さらに挑戦: 時間と点数の関係
ノートブックで、課題に一番時間のかかった人が、点数も一番低いかを調べてください。
2つが関係していれば、時間が長いと不満が増えると言えます。関係がなければ、別の理由があるかもしれません。