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セキュリティ監視とログの選び方

このレッスンのあとで: ログと指標の中から、監視するものを選ぶことができる。

55分のレッスンコマンド4件インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

セキュリティ監視とは何か

セキュリティ監視とは、システムが出す記録を見張り、攻撃の兆しを早く見つける仕事です。何を記録して何を見るかを決めておけば、夜中の侵入にも朝までに気づけます。

たとえば通販サイトなら、ログインの失敗が急に増えたら調べます。ログは、あとで何が起きたかを調べる、ほぼ唯一の手がかりでもあります。

このレッスンのゴール

メモ

ログと指標の中から、監視するものを選ぶことができる。

キーワード

ことばいみれい
ログプログラムが、したことを書き残すファイル
メトリクス時間とともに変わる数1分あたりのログイン失敗
シグナル本当の問題を示す手がかり
ノイズ問題ではないのに、たくさん出る記録
ベースラインふだんの状態を表す数
保存期間ログを消さずに持っておく長さ

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

良いログに必要な5つの情報

あとで調べられるログには、5つの情報が入っています。いつ、どこで、誰が、何をして、結果はどうだったかです。

どれか1つ欠けると、調べが止まります。時刻がなければ、順番が分かりません。「誰が」がなければ、誰の操作か分かりません。

例: 5つの情報とログの行

情報ログの例ないと困ること
いつOct 14 02:11:03出来事を順に並べられない
どこでweb01どのマシンか分からない
誰がalice誰の操作か分からない
何をAccepted password何が起きたか分からない
結果Failed か Accepted成功か失敗か分からない

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ふだんの数を知ると異常が分かる

メトリクスは、時間とともに変わる数です。1時間あたりのログイン失敗の数などが、その例です。

ふだんの数をベースラインと呼びます。ベースラインを知っていれば、今日の数が多いかどうか決められます。知らなければ、「多い」とも「ふつう」とも言えません。

例: ふだんの数と比べる

時間帯ふだんの数今日の数判断
9時20回25回ふつう。ふだんの2倍以下
13時30回36回ふつう。ふだんの2倍以下
3時5回400回調べる。ふだんの80倍

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ログの置き場を見る

コマンド
ls case/var/log

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ログインのログの行数

コマンド
wc -l < case/var/log/auth.log

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Webのログの行数

コマンド
wc -l < case/var/log/nginx/access.log

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全部は見られないので、選ぶ

1日のログは、何百行にも何千行にもなります。全部を同じ強さで見ることはできません。そこで、見るものを選びます。

まず守るものを決めます。次に、それが攻撃されたら必ず残る記録を選びます。

例: 通販サイトで見るもの

守るもの見る記録気づきたい変化
ログイン成功と失敗失敗が急に増える
管理者の権限sudo の使用夜中の管理者の操作
利用者の名簿新しいアカウント知らない名前が増える
決済の画面Webへの要求見慣れない要求先

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Webで要求の多い5つ

コマンド
awk '{print $7}' case/var/log/nginx/access.log | sort | uniq -c | sort -rn | head -n 5

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ログは別のマシンにも送る

侵入者は、自分の跡を消すために、ログを消すことがあります。そこで、ログは別のマシンにも送って残します。

保存期間は、調べる期間より長くします。半年前に始まっていた侵入を、1か月分のログでは追えません。

よくある間違い

注意

「ログは多いほど安全だ」と考える人が多くいます。全部残しても、見なければ意味がありません。数が多すぎると、本当のシグナルがノイズに埋もれます。守るものから逆算して選びましょう。

このラボとソースについて: インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

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