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インシデント対応の手順

このレッスンのあとで: インシデント対応の5つの段階を、正しい順番で進めることができる。

55分のレッスンコマンド4件インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

インシデント対応とは

インシデント対応とは、セキュリティの事故が起きたとき、被害を止めて元に戻すための決まった手順です。順番を守れば、慌てているときでも、大事な作業を飛ばしません。

手順は大きく、検知、封じ込め、根絶、復旧、振り返りの5つの段階に分かれます。

このレッスンのゴール

メモ

インシデント対応の5つの段階を、正しい順番で進めることができる。

キーワード

ことばいみ
インシデントセキュリティを脅かす出来事
封じ込め被害が広がらないよう、切り離すこと
根絶原因と、残された仕掛けを取り除くこと
復旧正常な状態に戻して、再開すること
証拠あとで調べるために、変えずに残すもの
連絡体制誰が誰に知らせるかの決まり

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

対応は5つの段階で進む

最初は検知です。事故に気づき、本物かどうかを確かめます。次に封じ込めで、被害が広がらないよう切り離します。

続いて根絶で、原因と仕掛けを取り除きます。そのあと復旧で、正常に戻して再開します。最後に振り返りで、学んだことを書いて直します。

例: 5つの段階と作業

段階すること作業の例
検知気づいて、本物か確かめる管理者の不審なログインを確認する
封じ込め被害が広がらないよう切り離すアカウントを止め、攻撃元を遮断する
根絶原因と仕掛けを取り除く不正な定期ジョブを消し、パスワードを変える
復旧正常に戻して再開する安全なバックアップから戻し、動作を確かめる
振り返り学んだことを書いて直す経過をまとめ、ルールを直す

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消す前に、まず封じ込める

見つけたものをすぐ消したくなります。しかし、先に消すと、証拠も消えます。原因を知らずに消すと、侵入者が戻ってくるかもしれません。

まず封じ込めて、被害を止めます。そして、調べる前にログのコピーを取ります。調べるのは、元のログではなく、コピーです。

証拠のコピーを作る

コマンド
mkdir -p work && cp -r case/. work

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コピーの中身を見る

コマンド
ls -1 work

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元の証拠は変えられない

コマンド
touch case/note.txt

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遮断リストの重複を除く

コマンド
printf '203.0.113.5\n192.0.2.9\n203.0.113.5\n' | sort -u

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入口を全部ふさいでから戻す

侵入者は、また入るための仕掛けを残すことがあります。パスワードを変えるだけでは足りません。仕掛けが残っていれば、戻ってこられます。

根絶では、仕掛けの種類ごとに、探す場所を決めて調べます。復旧は、そのあとです。

例: 仕掛けと探す場所

取り除くもの探す場所
不正なアカウントアカウントの一覧
不正な定期ジョブ定期実行の設定
不正な鍵利用者の鍵の一覧
不正なプログラム最近変えられたファイル

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よくある間違い

注意

「パスワードを変えれば、対応は終わりだ」と考える人が多くいます。侵入者が定期ジョブや鍵などの仕掛けを残していれば、パスワードが変わっても戻ってきます。根絶まで終えてから復旧しましょう。

連絡体制は事故の前に決める

事故が起きてから、誰に知らせるかを考えていては遅くなります。責任者、システムの担当、広報など、知らせる相手と順番を、事前に決めておきます。

連絡先は紙にも残します。ネットワークが使えないときでも、電話をかけられるようにするためです。

このラボとソースについて: インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

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