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インシデント後の振り返りと指標

このレッスンのあとで: インシデントの記録から、検知までの時間と復旧までの時間を計算することができる。

55分のレッスンコマンド3件インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

振り返りとは何か

インシデントの振り返りとは、事故が終わったあとに、何が起き、どう対応したかを短い文書にまとめることです。同じ事故を繰り返さず、対応の速さを測って良くしていくために行います。

振り返りまで終えて、はじめてインシデント対応が終わります。

このレッスンのゴール

メモ

インシデントの記録から、検知までの時間と復旧までの時間を計算することができる。

キーワード

ことばいみ
振り返り事故のあとに、学んだことをまとめること
タイムライン出来事を時間順に並べた記録
検知までの時間攻撃が始まってから、気づくまでの時間
復旧までの時間気づいてから、元に戻るまでの時間
根本原因事故が起きた、いちばん奥の理由
再発防止同じ事故を繰り返さないための対策

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

タイムラインで出来事を並べる

振り返りの土台は、タイムラインです。複数のログと、対応の作業を、時間順に1つの表に並べます。

攻撃が始まった時刻、気づいた時刻、切り離した時刻、元に戻った時刻の4つが、とくに大事です。この4つの差が、対応の速さを表します。

例: 事故のタイムライン

時刻出来事何の時刻か
09:10攻撃が始まった始まり
09:30アラートが出て、気づいた検知
09:55アカウントを止めた封じ込め
12:30サービスが元に戻った復旧

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時刻の順に並べ替える

コマンド
printf '09:55 recovered\n09:10 detected\n09:30 contained\n' | sort

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

記録の形を見る

コマンド
head -n 4 case/mtimes.txt

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時間の差を2つの数にする

検知までの時間は、攻撃が始まってから、気づくまでの時間です。復旧までの時間は、気づいてから、元に戻るまでの時間です。

日をまたぐこともあるので、時刻は分に直して引きます。何件かの平均を取ると、組織の対応の速さが見えます。

例: 3件の時間と平均

件始まり気づいた戻った検知まで復旧まで
110/3 22:1010/3 22:4010/4 01:4030分180分
210/9 08:0010/9 08:3010/9 10:3030分120分
310/20 13:0010/20 14:3010/20 16:3090分120分
平均50分140分

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2つの時刻の差(分)

コマンド
printf '09:10 09:55\n' | awk '{split($1,a,":"); split($2,b,":"); print (b[1]*60+b[2])-(a[1]*60+a[2])}'

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責めずに、根本原因を探す

振り返りは、誰かを責める場ではありません。仕組みのどこが穴だったかを探します。「最初に操作を間違えた人」は、ふつう根本原因ではありません。

事実を並べ、「なぜ」を何度も問います。いちばん奥の理由が根本原因です。そこに再発防止を当てます。

例: 事実から再発防止まで

段階内容
事実ログインの失敗が続き、90分気づかなかった
なぜ1連続した失敗を知らせるルールがなかった
根本原因管理者のログインを監視する決まりがなかった
再発防止時間枠のルールを足し、毎月見直す

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よくある間違い

注意

「いちばん最初にミスをした人が、原因だ」と考える人が多くいます。人は誰でも間違えます。間違いが事故になる仕組みが穴です。人ではなく、仕組みの穴を直しましょう。

このラボとソースについて: インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

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