毎朝届く売場の写真
あるコンビニチェーンでは、全国1,200店が毎朝、売場の写真を本部に送ります。1店で1日10枚です。
1年たつと、写真は400万枚を超えます。社内のファイルサーバーは、もう一杯です。
安く、なくさずに、すぐ取り出せる置き場所は、どこでしょうか。
このレッスンのゴール
メモ
ファイルの置き場所として、オブジェクトストレージを選べる。
今日のキーワード
| ことば | いみ | れい |
|---|---|---|
| オブジェクトストレージ | ファイルを大量に置くクラウドの保存場所 | |
| バケット | オブジェクトを入れる入れ物 | |
| オブジェクト | 置いた1つのファイルと、その情報 | |
| キー | オブジェクトの名前 | store-0123/2026-10-21/1.jpg |
| ブロックストレージ | 仮想マシンにつなぐディスク | |
| 保存料金 | 置いている量にかかる料金 |
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バケットにキーを付けて置く
オブジェクトストレージは、ファイルをたくさん置くための場所です。まずバケットという入れ物を作ります。
ファイルはオブジェクトとして入れ、1つ1つにキーという名前を付けます。キーを指定して頼むと、そのファイルが返ってきます。
キーには「/」を入れられます。店の番号と日付をキーに入れておくと、あとで探しやすくなります。
試す: キーを作って探す
# 写真のキーを作ります。店の番号、日付、写真の番号の順です。
store = "store-0123"
date = "2026-10-21"
keys = []
for number in range(1, 4):
keys.append(store + "/" + date + "/" + str(number) + ".jpg")
# ほかの店の写真も1枚あります
keys.append("store-0456/2026-10-21/1.jpg")
# 0123店の写真だけを探します。キーの始まりで選びます。
for key in keys:
if key.startswith("store-0123/"):
print(key)
# 0456店の写真だけを表示するように変えましょう。
データの種類で置き場所を選ぶ
クラウドの保存場所は1つではありません。写真、PDF、動画のように、丸ごと置いて丸ごと読むファイルは、オブジェクトストレージが向いています。
仮想マシンのソフトが少しずつ何度も書き換えるデータは、ブロックストレージに置きます。仮想マシンにつなぐディスクです。
在庫数のように、条件で探して更新する表は、データベースに置きます。
例: どこに置くか
| データ | 置き場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 売場の写真 | オブジェクトストレージ | 丸ごと置いて丸ごと読む |
| 毎日の売上報告のPDF | オブジェクトストレージ | 数が多く、あとで変えない |
| 仮想マシンのOSとソフト | ブロックストレージ | 少しずつ書き換える |
| 店ごとの在庫数 | データベース | 条件で探して更新する |
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よくある間違い
注意
オブジェクトの一部だけを、ディスクのように書き換えられると考える人がいます。実際は、オブジェクトは丸ごと置き換えます。写真の端を少し直すときも、ファイル全体を同じキーで置き直します。何度も少しずつ書き換えるデータは、ブロックストレージかデータベースに置きましょう。
置いた量で払う保存料金
オブジェクトストレージの料金は、主に2つです。置いている量にかかる保存料金と、ネットの外へ取り出した量にかかる料金です。
例として、1GBあたり月3円とします。写真1枚が500KBなら、1日1万2千枚で約6GBです。1年分の約2,190GBで、月に6,570円です。
金額は説明用の例です。古い写真を安い保存の種類に移す方法もあります。
例: 写真の保存料金(1GB 月3円)
| ためた期間 | 量 | 月の保存料金 |
|---|---|---|
| 1か月 | 180GB | 540円 |
| 半年 | 1,080GB | 3,240円 |
| 1年 | 2,190GB | 6,570円 |
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