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権限は最小に、費用は小さく

このレッスンのあとで: サービスに必要な権限だけを与え、費用を小さく保てる。

50分のレッスンコマンドなし

鍵が漏れた日

ある物流会社の配送アプリは、配達完了の写真をバケットに置きます。そのためのクラウドの鍵には、管理者の権限が付いていました。

ある日、開発者がその鍵を、誰でも見られる場所にうっかり載せてしまいました。数時間後、知らない誰かが高い仮想マシンを100台作っていました。

月末の請求は、ふだんの30倍でした。

このレッスンのゴール

メモ

サービスに必要な権限だけを与え、費用を小さく保てる。

今日のキーワード

ことばいみれい
権限クラウドで何をしてよいかの許可
最小権限仕事に必要な権限だけを与える考え方
ポリシー許可する操作と対象を書いた決まり写真バケットに置くことだけ許可
ロールサービスや人に付ける権限のまとまり
予算アラート使った額が決めた額に近づくと届く知らせ
タグ費用を分けるために付ける札チーム: 配送

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

必要な権限だけを与える

クラウドでは、人やサービスにロールを付け、そこに権限をまとめます。権限はポリシーに書きます。「どの操作を」「どの対象に」許可するかの組み合わせです。

最小権限とは、仕事に必要な権限だけを与えることです。配送アプリの仕事は、写真を1つのバケットに置くことだけです。削除や、ほかのバケット、仮想マシンの作成は許可しません。

こうしておけば、鍵が漏れても、できるのは写真を置くことだけです。

例: 配送アプリのポリシー

操作対象許可
写真を置くdelivery-photosする
写真を読むdelivery-photosしない
写真を消すdelivery-photosしない
ほかのバケットを読むすべてしない
仮想マシンを作るすべてしない

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よくある間違い

注意

管理者の権限を渡しておけば、あとで困らないと考える人がいます。たしかに「許可がありません」というエラーは減ります。しかし鍵が漏れたとき、相手は何でもできてしまいます。エラーが出たら、そのとき必要な操作を1つだけ足しましょう。

費用は見えるようにして止める

クラウドの費用は、使った分だけ増えます。気づかないうちに増えるのを防ぐ方法は3つです。

1つ目は予算アラートです。月の予算の80%を超えたら、担当者にメールが届くようにします。

2つ目はタグです。仮想マシンやバケットにチーム名を付けると、誰の費用かがわかります。

3つ目は、使わない時間に止めることです。開発用の仮想マシンは、夜と週末に止められます。

例: 開発用を夜と週末に止める

動かし方(1時間80円の例)月の時間月の料金
ずっと動かす720時間57,600円
平日の8時から20時だけ(月22日)264時間21,120円
差456時間36,480円

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

試す: 予算アラートを確かめる

コード: python
# 月の予算と、今日までに使った額(説明用の例の金額です)
budget = 100000
spent = {"配送チーム": 52000, "経理チーム": 18000, "検証用": 5000}

total = 0
for team in spent:
    total = total + spent[team]
print("合計:", total, "円")

# 予算の80%を超えたら知らせます
if total * 100 >= budget * 80:
    print("予算アラート: 80%を超えました")
else:
    print("まだ予算の80%未満です")

# 検証用を15000円に変えて、もう一度実行しましょう。

授業で使いますか?このモジュールを学生に割り当てると、教員用ガイド、自動採点つきの課題、学生ごとのラボを使えます。