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正直なグラフを選ぶ

このレッスンのあとで: 問いに合う正直なグラフを選び、軸と階級の幅で見え方が変わることを説明できる。

45分のレッスンコマンド3件JupyterLab データサイエンスラボ:pandas、Matplotlib、scikit-learn をブラウザーで

同じデータなのに違って見えるのはなぜか

正直なグラフとは、データの本当の大きさを、見た人に正しく伝えるグラフです。同じデータでも、グラフの作り方しだいで、差が大きく見えたり小さく見えたりします。

ニュースや広告のグラフは、言いたいことに合わせて作られていることがあります。今日は、だまされない見方と、だまさない作り方を学びます。

このレッスンのゴール

メモ

問いに合う正直なグラフを選び、軸と階級の幅で見え方が変わることを説明できる。

キーワード

ことばいみれい
棒グラフ種類ごとの大きさを、棒の長さで比べるグラフ天気ごとの平均
散布図2つの数の関係を、点の位置で表すグラフ気温と貸し出し数
ヒストグラム数が、どの範囲にどれだけ多いかを、柱で表すグラフ
階級ヒストグラムで、数を区切った1つの範囲100から149
度数1つの階級に入っているデータの個数
軸グラフの横や縦の、目盛りが付いた線

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

始める前に

メモ

上のバーの Start the lab を押してください。起動に1分ほどかかります。グラフは画像として保存されます。JupyterLab の左のファイル一覧に出るので、ダブルクリックで開けます。

問いに合うグラフはどれか

グラフは、答えたい問いで選びます。種類ごとに大きさを比べたいなら、棒グラフです。

2つの数の関係を見たいなら、散布図です。1つの数が、どこにどれだけ集まっているかを見たいなら、ヒストグラムです。

例: 問いとグラフの組み合わせ

問いグラフこのラボのデータ
どの天気が借りられやすいか棒グラフ天気ごとの平均
気温が上がると増えるか散布図気温と貸し出し数
ふつうの日は何回くらいかヒストグラム貸し出し数の分布

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

気温と貸し出し数の散布図を作る

コマンド
docker exec jupyter python3 steps/picture.py

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

ヒストグラムは階級に分けて数える

ヒストグラムは、数を階級に区切って、それぞれの度数を柱にします。貸し出し数なら、0から49、50から99、のように50ずつです。

下の Run は、50ずつの階級の度数を、文字で出します。同じ数が、画像の柱の高さになります。

貸し出し数を50ずつに分けて数える

コマンド
docker exec jupyter python3 steps/hist.py

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階級の幅で形が変わる

度数がいちばん多いのは、250から299の94日です。階級を100ずつにすると、200から299の167日が、ひときわ高い柱になります。

幅が広いと形が粗くなり、狭いと細かくなりすぎます。幅は、見せたいことを隠さないように決めます。

例: 同じ365日を、2つの幅で数える

階級(50ずつ)度数階級(100ずつ)度数
0〜4910〜994
50〜993
100〜14924100〜19963
150〜19939
200〜24973200〜299167
250〜29994

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棒グラフの軸が0から始まらないとどうなるか

棒グラフは、棒の長さで大きさを比べます。だから、軸は0から始めるのが約束です。

軸を途中から始めると、少しの差が大きく見えます。下の Run は、同じ平均値の棒を、0から始めた軸と220から始めた軸で比べます。

同じ棒を、2つの軸で比べる

コマンド
docker exec jupyter python3 steps/axis.py

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何倍に見えるかを計算する

本当の値は、晴れが 312.2、雨が 227.6 で、1.37倍です。ところが、220から始めた軸では、棒の高さが晴れ 92、雨 8 になります。

すると晴れの棒が12倍に見えてしまいます。差は本当にあるのに、見た目は大きすぎます。

よくある間違い

注意

数字が正しければ、グラフも正直だと考える人がよくいます。数字は正しくても、軸の始まりや階級の幅を選べば、見せたい形にできてしまいます。グラフを見たら、まず軸の始まりを確かめましょう。

さらに挑戦: 自分の問いを選ぶ

ラボの start.ipynb には、グラフを描くセルがあります。「雨の日は、気温がちがうのか」のような自分の問いを立てましょう。

その問いに合うグラフの種類を選び、軸が0から始まっているかを確かめます。選んだ理由を、1文で書いてみましょう。

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