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リスクの評価とリスク表

このレッスンのあとで: 起きやすさと被害の大きさから、リスクを評価することができる。

55分のレッスンコマンド3件Linux 管理のラボ:ユーザー、権限、cron、systemd をブラウザーで

リスクを数字で比べる

リスクとは、悪いことの起きやすさと、起きたときの被害の大きさを合わせて考えたものです。数字で比べると、限られた時間とお金を、いちばん大事なところに使えます。

小さな会社のサーバには、守りたいものが何十個もあります。でも、予算は少しです。どこから直すかを、勘ではなく表で決めます。

このレッスンのゴール

メモ

起きやすさと被害の大きさから、リスクを評価することができる。

キーワード

ことばいみれい
資産守る価値のある、データや機器やサービス
リスク起きやすさと被害の大きさを合わせたもの
起きやすさその出来事がどれくらい起きそうか1から5
影響起きたときの被害の大きさ1から5
リスク値起きやすさと影響をかけた数3 × 4 = 12
残余リスク対策をしても残る分のリスク

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

まず守る資産を書き出す

資産は、守る価値のあるものです。データだけでなく、機器やサービス、人の時間も含みます。

リスクの評価は、資産を書き出すことから始まります。資産ごとに、何が起きると困るかを考えます。

サーバの資産と脅威の表

資産起こりうること破られる要素
共有フォルダ設定ミスで他人に読まれる機密性
バックアップ古いコピーのまま気づかない可用性
管理者の口座パスワードを盗まれる機密性と完全性
作業ログ容量がいっぱいで記録できない可用性

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リスク値は起きやすさ掛ける影響

起きやすさと影響は、それぞれ1から5の点数で付けます。1はめったにない、または小さい。5はよく起きる、または会社が止まるほど大きい、という意味です。

2つをかけたものがリスク値です。最小は1、最大は25です。計算は、ターミナルでもできます。

起きやすさ 4、影響 5

コマンド
python3 -c "print(4 * 5)"

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

計算したリスク表

資産起きやすさ影響リスク値
共有フォルダ3412
バックアップ2510
管理者の口座2510
作業ログ428

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大きい順に並べて優先順位を決める

リスク値が大きいものほど、先に手を打ちます。表を大きい順に並べると、優先順位になります。

次の Run は、リスク値と名前を並べた3行を、sort -rn で数の大きい順に並べます。-n は数として、-r は逆順に並べます。

数の大きい順に並べる

コマンド
printf '12 folder\n10 backup\n8 logfile\n' | sort -rn

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いちばん上だけを見る

コマンド
printf '12 folder\n10 backup\n8 logfile\n' | sort -rn | head -n 1

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

よくある間違い

注意

「リスクはゼロにするものだ」と考える人が多くいます。でも、ゼロにはできません。対策のあとに残る分が残余リスクです。それが受け入れられる大きさかを、決めます。

リスクへの4つの対応

高いリスクには、4つの対応があります。低減は対策で小さくすること、回避は原因をやめること、移転は保険や委託で他者に任せること、受容はそのまま受け入れることです。

低い値は受容、高い値は低減か回避、というように、リスク値の水準で選びます。

リスク値の水準と対応

リスク値水準ふつうの対応
1から5低受容して様子を見る
6から14中計画を立てて低減する
15から25高すぐ低減か回避する

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