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情報セキュリティの3要素と脅威

このレッスンのあとで: システムが守るべきものと、それを脅かす脅威を挙げることができる。

55分のレッスンコマンド8件Linux 管理のラボ:ユーザー、権限、cron、systemd をブラウザーで

情報セキュリティの3要素とは

情報セキュリティの3要素とは、機密性、完全性、可用性のことです。システムが守るものを、この3つで言い表します。

事故が起きたとき、どの要素が破られたかが分かれば、原因も直し方もすぐ見つかります。

小さな会社の共有サーバで、月曜の朝に3つの問題が起きました。給与表を社外の人が読み、請求書の金額が書き換えられ、サーバが半日止まりました。

このレッスンのゴール

メモ

システムが守るべきものと、それを脅かす脅威を挙げることができる。

キーワード

ことばいみ
機密性許された人だけが情報を見られること
完全性情報が正しく、勝手に変えられていないこと
可用性必要なときに使えること
脅威害を与えるかもしれない原因
脆弱性守りの弱いところ
攻撃脅威が実際に行われること

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

3要素は守るものの3つの面

機密性は、見てよい人だけが見られることです。完全性は、情報が正しく、誰かに勝手に変えられていないことです。可用性は、使いたいときに使えることです。

3つは別々の性質です。1つが守られても、他の2つが守られているとは限りません。

事故を3要素に分ける

要素守ること破られた例主な守り方
機密性見てよい人だけが見る給与表を社外の人が読んだ権限、暗号化
完全性勝手に変えさせない請求書の金額が書き換わった変更の記録、ハッシュ
可用性必要なときに使えるサーバが半日止まったバックアップ、冗長化

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

機密性はファイルの権限で守る

Linux では、ファイルごとに、読める人がモードで決まっています。600 なら、読み書きできるのは所有者だけです。

自分のホームフォルダに、給与表に見立てたファイルを作り、モードを変えて、stat で見ましょう。stat -c "%A %n" は、モードの文字とファイル名だけを表示します。

給与表に見立てたファイル

コマンド
echo "salary list" > secret.txt

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

所有者だけが読み書き

コマンド
chmod 600 secret.txt

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モードを見る

コマンド
stat -c "%A %n" secret.txt

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完全性は変更に気づけること

書き換えを完全に防ぐのは難しいので、変わったことに気づく仕組みも大切です。その1つがハッシュです。

ハッシュは、内容から作る、決まった長さの文字列です。内容が1文字でも変わると、ハッシュは大きく変わります。sha256sum で試しましょう。

請求書に見立てたファイル

コマンド
echo "pay 1000 yen" > report.txt

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最初のハッシュ

コマンド
sha256sum report.txt

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金額を書き換える

コマンド
echo "pay 9000 yen" > report.txt

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書き換えたあとのハッシュ

コマンド
sha256sum report.txt

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可用性はサービスが動いていること

可用性は、止まらず動いていることです。サービスが動いているかは、systemctl is-active で調べられます。

このラボのサーバでは、定期実行を担当する cron が動いています。動いていれば active と表示されます。

cron は動いているか

コマンド
systemctl is-active cron

ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。

よくある間違い

注意

「情報を外に漏らさなければ、安全だ」と考える人が多くいます。でも、書き換えられても、止まっても、事故です。3要素のすべてに、守り方を用意しましょう。

脅威、脆弱性、攻撃は別のもの

脅威は、害を与えるかもしれない原因です。たとえば、悪意のある人、ミス、停電、火事です。

脆弱性は、守りの弱いところです。たとえば、誰でも読めるモードや、更新していないソフトです。攻撃は、脅威が脆弱性を突いて、実際に行うことです。

脆弱性を減らせば、同じ脅威でも被害は小さくなります。

このラボとソースについて: Linux 管理のラボ:ユーザー、権限、cron、systemd をブラウザーで

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