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多層防御の考え方

このレッスンのあとで: 守りを重ねて、1つが破られても被害が広がらない計画を立てることができる。

60分のレッスンコマンド9件Linux 管理のラボ:ユーザー、権限、cron、systemd をブラウザーで

多層防御は守りを重ねること

多層防御とは、守りを何層にも重ね、1つが破られても被害が広がらないようにする考え方です。守りは、防ぐ、見つける、対応する、の3つの働きに分けて考えます。

オフィスの守りを思い浮かべてください。入り口の受付、入館証、鍵のかかった棚、防犯カメラがあります。どれか1つを抜けても、次が待っています。

このレッスンのゴール

メモ

守りを重ねて、1つが破られても被害が広がらない計画を立てることができる。

キーワード

ことばいみれい
多層防御守りを何層にも重ねる考え方
防ぐ事故が起きないようにする働き権限
見つける起きたことに気づく働きログ
対応する被害を止めて、元に戻す働きバックアップ
層守る場所の区切りホスト
単一障害点それが壊れると、全体が破られる1か所

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

守りは層に分けて考える

守る場所は、5つの層に分けると考えやすくなります。境界はネットワークの入り口、ホストは機器の中のOS、アプリは動かすソフト、データは中身、人は使う人です。

層ごとに、別の守りを置きます。同じ守りを何度も重ねても、同じ弱点で、一度に破られます。

サーバの層と守りの例

層守りの例働き
境界ファイアウォール防ぐ
ホスト最小権限のアカウント防ぐ
アプリ入力のチェック防ぐ
データ別の場所のバックアップ対応する
人怪しいメールの訓練防ぐ

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

守りは防ぐ、見つける、対応するの3つ

防ぐ守りは、事故を起こさせません。権限や鍵がそうです。見つける守りは、起きたことに気づかせます。ログや警報がそうです。対応する守りは、被害を止めて、元に戻します。バックアップがそうです。

防ぐだけでは、破られたことに気づけません。3つがそろって、はじめて守りです。

防ぐ: 他の人を入れない

練習用のフォルダを作り、700 にします。所有者以外は、入れません。ホームフォルダで、確かめましょう。

練習用のフォルダ

コマンド
mkdir -p layers/data layers/backup

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所有者だけが入れる

コマンド
chmod 700 layers/data

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モードを見る

コマンド
stat -c "%A %n" layers/data

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見つける: ログを数える

失敗した認証は、ログに残ります。ここでは、練習用の3行のログを作り、失敗の行を数えます。多すぎれば、誰かが推測しているかもしれません。

練習用のログを作る

コマンド
printf 'Failed password for tanaka\nAccepted password for tanaka\nFailed password for tanaka\n' > layers/auth.log

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失敗の行を数える

コマンド
grep -c Failed layers/auth.log

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対応する: コピーから戻す

バックアップは、元のデータと別の場所に置いたコピーです。cp -a は、モードや日時を保ってコピーします。

データを1つ作る

コマンド
echo "order 1" > layers/data/a.txt

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バックアップに写す

コマンド
cp -a layers/data/. layers/backup/

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コピーの中身を読む

コマンド
cat layers/backup/a.txt

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よくある間違い

注意

「強いファイアウォールを入れたから、もう安全だ」と考える人が多くいます。でも、内部の人のミスや、盗まれたパスワードは、境界を素通りします。層を重ねて、1つの弱点で全部を失わないようにしましょう。

足りない層を探す

計画を立てるときは、層と働きの表を作ります。空いているマスが、足りない守りです。

このラボのサーバにも、対応する守りがあります。backup.sh は、共有フォルダを別の場所にコピーするスクリプトです。中身を読みましょう。

ラボのバックアップを読む

コマンド
cat /usr/local/bin/backup.sh

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層と働きの表で穴を探す

層防ぐ見つける対応する
境界ファイアウォール侵入検知空き
ホスト最小権限ログの監視手順書
データ空き空きバックアップ

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