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フォレンジック報告書の書き方

このレッスンのあとで: 事実と意見を分け、他の人が確かめられる報告書を書くことができる。

55分のレッスンコマンド4件インシデント対応とフォレンジックのラボ:侵入されたサーバーをブラウザーで調べる

フォレンジック報告書とは

フォレンジック報告書とは、調査で分かったことを、他の人に伝える文書です。良い報告書は、読んだ人が同じ証拠を見て、同じ結論にたどり着けるように書かれています。

そのためには、事実と意見を分けること、そして分からなかったことも書くことが大切です。

このレッスンのゴール

メモ

事実と意見を分け、他の人が確かめられる報告書を書くことができる。

キーワード

ことばいみれい
事実証拠で確かめられることログの12行目に、失敗が記録されている
意見事実から考えた推測や判断。証拠だけでは決まらない
根拠事実や意見を支える証拠。どのファイルの何行目かまで示す
再現他の人が同じ手順で、同じ結果を確かめられること
限界証拠が足りなくて、分からなかったこと
要約報告書の最初に置く、結論のまとめ

学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。

事実と意見は、どう違うのか

事実は、証拠を見せれば、誰でも確かめられることです。意見は、事実をもとにした考えで、証拠だけでは決まりません。

報告書では、この2つを別の場所に書きます。混ざると、読み手は何が確かなのか分からなくなります。

例: 事実と意見の見分け方

文種類理由
auth.log の12行目に、失敗が記録されている事実行を見れば確かめられる
同じアドレスから、20回の失敗がある事実数えれば確かめられる
おそらく自動のツールで試された意見間隔が一定だからという推測
犯人は海外の人物だ意見誰がやったかを示す証拠がない

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報告書は、決まった順に書く

最初に要約を置き、結論を伝えます。次に背景と、使った方法を書きます。発見は、事実と証拠を組にして並べます。

意見は、発見とは別の欄に書きます。最後に、限界と、付録を置きます。

発見を、事実と意見に分けて書く

コマンド
printf 'FACT: 3 failed logins (auth.log lines 2-4)\nOPINION: probably a script\n' > findings.txt

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事実の行を数える

コマンド
grep -c '^FACT' findings.txt

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意見の行だけを読む

コマンド
grep '^OPINION' findings.txt

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報告書にハッシュ値を付ける

コマンド
sha256sum findings.txt

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分からなかったことも書く

証拠が足りなくて分からないことは、正直に書きます。書かないと、読み手は、調べ尽くしたのだと思います。

限界を書くのは、弱みを見せることではありません。どこまで確かで、どこから先は分からないかを、正確に伝える仕事です。

例: 限界の書き方

悪い書き方良い書き方
攻撃は、これですべてだ残っていたログは当日分だけで、それ以前は分からない
時刻は正しいサーバーの時計は、確認していない。UTCとの差は不明
犯人は特定できたこのアドレスからの接続は確認できた。誰かは分からない

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よくある間違い

注意

意見を、事実のように書く人がいます。「犯人は〇〇だ」と書いて、証拠を示さないものです。事実には必ず根拠をつけます。根拠がなければ、意見の欄に移し、「おそらく」「可能性がある」と書きましょう。

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