Pythonで値を保存して表示する
Python の変数とは、値に名前をつけてしまっておく箱です。print は、その値を画面に表示する命令です。
1冊450円のノートを3冊買うと、いくらになるでしょう。値段と冊数を変数に入れておけば、数を変えても、同じ式で答えが出ます。
このレッスンのゴール
メモ
変数に値を入れ、計算した結果を print で表示することができる。
キーワード
| ことば | いみ | れい |
|---|---|---|
| 変数 | 値に名前をつけてしまっておく箱 | price |
| 代入 | 変数に値を入れること | price = 450 |
| 型 | 値の種類。整数、小数、文字列など | |
| 文字列 | 引用符で囲んだ文字の並び | "こんにちは" |
| 演算子 | 計算の記号 | + - * / |
| f文字列 | 文字列の中に変数の値を入れる書き方 | f"{price}円" |
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変数に値を入れるには = を使う
price = 450 と書くと、price という名前の箱に450が入ります。これを代入といいます。
= は「等しい」ではなく、「右の値を左の箱に入れる」という意味です。式は右から先に計算されます。
ノートの合計を計算する
# ノートの値段と、買う冊数です。
price = 450
count = 3
total = price * count
print("合計:", total, "円")
# count を 5 に変えて、もう一度実行しましょう。
値には型がある
値には型があります。数えられる数が整数(int)、小数点のある数が小数(float)、文字の並びが文字列(str)、正しいか間違いかが真偽値(bool)です。
型が違うと、できる計算も変わります。type() で型を調べられます。
例: 4つの型
| 値 | 型 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 450 | int | 値段や個数 |
| 3.5 | float | 身長や平均 |
| "Aki" | str | 名前や文章 |
| True | bool | 合格したかどうか |
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3つの値の型を調べる
python3 -c "print(type(3), type(3.5), type('3'))"ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
変数の名前のつけ方
ヒント
このモジュールの変数名は、英語の小文字で、単語をアンダースコアでつなぎます。例は total_price です。Python の標準的な書き方で、世界中のコードがそうなっています。説明の文と、コメントは日本語で書きます。
演算子で計算する
足し算は +、引き算は -、掛け算は *、割り算は / です。
割り算には3種類あります。/ は小数まで求めます。// は商だけを整数で求めます。% は余りを求めます。
べき乗は ** です。2 ** 3 は 2 を3回掛けた 8 です。
例: 7 を 2 で割る
| 式 | 結果 | 意味 |
|---|---|---|
| 7 / 2 | 3.5 | 小数まで求める |
| 7 // 2 | 3 | 商だけを求める |
| 7 % 2 | 1 | 余りを求める |
| 2 ** 3 | 8 | 2を3回掛ける |
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3種類の割り算を並べる
python3 -c "print(7 / 2, 7 // 2, 7 % 2)"ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
f文字列で文章に値を入れる
文字列の前に f をつけると、{} の中に変数を書けます。その場所に、変数の値が入ります。
print(f"合計は{total}円です") のように使います。文章と値を、+ でつなぐより読みやすくなります。
f文字列を使う
python3 -c "name = 'Aki'; print(f'Hello, {name}.')"ここでは表示のみで、実行されません。無料アカウントを作成すると、実行ボタンで自分のラボのターミナルに入力できます。
割り勘の計算
# 4人で食事をして、合計は 4850 円でした。
total = 4850
people = 4
each = total // people
left = total % people
print(f"1人 {each} 円、余りは {left} 円です")
# people を 5 に変えて、もう一度実行しましょう。
よくある間違い
注意
「引用符で囲んだ 5 も、数の 5 も同じ」と考える人がいます。"5" は文字列で、5 は整数です。"5" + "5" は 10 ではなく、文字をつなげた "55" になります。計算したいときは、引用符をつけません。