会議で伝わらなかったグラフ
自動車部品の工場で、品質管理の担当になりました。朝礼で、ラインごとの不良品の数を円グラフで見せました。
工場長は「どのラインがいちばん悪いのか、すぐには分からない」と言いました。データは正しくても、グラフの種類が質問に合っていなかったのです。
このレッスンのゴール
メモ
質問に合ったグラフの種類を選ぶことができる。
キーワード
| ことば | いみ |
|---|---|
| 棒グラフ | 項目どうしの大きさを比べるグラフです。 |
| 折れ線グラフ | 時間による変化を見るグラフです。 |
| 円グラフ | 全体の中の割合を見るグラフです。 |
| 散布図 | 二つの数の関係を見るグラフです。 |
| 軸 | グラフの縦と横の目盛りです。 |
学生が入力するセルは、このプレビューでは空白です。
グラフより先に、質問を決めます
グラフを作る前に、だれが何を知りたいのかを一文で書きます。
「どのラインがいちばん多いか」なら、項目を比べる質問なので棒グラフです。「月ごとにどう変わったか」なら、時間の質問なので折れ線グラフです。
質問の形が決まれば、グラフの種類はほぼ決まります。
質問からグラフを選ぶ
| 質問の形 | 工場での例 | グラフ |
|---|---|---|
| どれがいちばん多いか | ライン別の不良品の数 | 棒グラフ |
| 時間でどう変わったか | 月別の生産数 | 折れ線グラフ |
| 全体のうち、どれくらいか | 不良の原因の内訳 | 円グラフ |
| 二つの数に関係はあるか | 気温と不良率 | 散布図 |
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文字で描く棒グラフ
# 先月の、ライン別の不良品の数です。
lines = ["Aライン", "Bライン", "Cライン", "Dライン"]
defects = [42, 18, 65, 27]
# 記号1つを5個として、棒を文字で描きます。
for i in range(len(lines)):
bar = "■" * (defects[i] // 5)
print(lines[i], bar, defects[i])
# 「Eライン」を不良品 35 個で足して、もう一度実行しましょう。
時間なら折れ線、割合なら円
折れ線グラフは、横の軸に時間を並べます。線の上がり下がりで、変化がすぐに分かります。
下の図では、8月の生産数が下がっています。お盆休みで、工場が止まったからです。
円グラフは、全部を合わせると100%になるときだけ使います。項目は四つくらいまでにします。
よくある間違い
注意
どんなデータでも円グラフにできる、と思う人が多いです。円グラフが使えるのは、部分を合わせて一つの全体になるときだけです。項目どうしを比べたいなら、棒グラフのほうが長さで差がすぐに分かります。
散布図にする前のデータ
| 日 | 工場の気温 | 不良率 |
|---|---|---|
| 7月1日 | 24度 | 1.2% |
| 7月8日 | 28度 | 1.5% |
| 7月15日 | 31度 | 2.1% |
| 7月22日 | 34度 | 2.8% |
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